珍しく雨にはジャマをされなかったこの年はとにかく最初から最後までハイテンション。

ただでさえ日当たりの強い夏の一日を更に暑くしたウルフルズがオープニング。サマータイムブルースの歌詞通りの一日である。ジュディマリのユキちゃんはミニスカートでステージ狭しと走り回り、E-ZEE BANDはホーンセクションに女性コーラスまで取り入れたプリンスマナーのFUNKで盛り上げる。スウェーデンからのクラウドベリージャムもネオアコっぽい爽やかさの中にも熱いロック・スピリッツを感じさせた。すっかり有名になって帰ってきたハイローズはイカしたR&Rで飛ばしていく。その落ち着きが貫禄にも感じる奥田民生はオリジナルのほかになんとウルフルズの「借金大王」をカバー。

そしてトリはKING OF ROCK'NROLL、キヨシロー。リトリスクリーミングレビューをバックに日本最古のロックンロール「上を向いて歩こう」まで飛び出す。そのノリのままセッションはRCサクセションの名曲を全員で。気が付けばスペースシャワーの番組用にレポーターで裏方で作業していた当時無名(？)のユースケサンタマリアが誰の許しも得ずにステージに上がって踊っていた(笑)。